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診療技術部長コラム『MRI検査について』

診療技術部長コラム『MRI検査について』

診療技術部長 桑田 知邦

MRI撮像とはどんな検査ですか?

MRI検査は強力な磁場とFMラジオなどで用いられている周波数の電波を利用し、身体の内部について詳細な画像を作成する検査方法です。放射線による被爆の心配もありません。

少し具体的に言うと、柔らかい組織や神経組織など、他の検査では見えにくい部分、脳や脊髄の疾患、骨や靱帯の損傷、内臓器官の評価、血管の状態などを詳しく調べるのに役立ちます。

上記のように情報量の多い優れた検査といえますが、検査を受けるためには閉鎖空間に入ること、撮像時間が20~30分掛かること、体動に弱いこと、撮像時に大きな機械音(騒音)など様々なストレスがあり患者さまの負担も大きいと言えます。



京都木原病院のMRI検査の特徴を教えてください

当院のMRI検査は、いくつかの特徴を持っています。

  1. 通常のトンネル型MRIと比べ、両サイドに壁が無いオープン型MRIを採用しています。そのため、広い空間で検査でき圧迫感によるストレスが軽減されています。
  1. 機械の動作に伴っ HTMLソースコード て発生する騒音について、オープン型MRIではかなり抑えられ、騒音によるストレスも軽減され落ち着いた環境で検査を受けることができます。

検査時間を最適化することで、患者さまの苦痛を軽減し、少しでも楽に検査を終えられるよう努力しています。

上記のような特徴を持つ当院のMRI検査では、患者さまの利益と快適さを最優先に考え十分な配慮を行い、より正確な診断結果を提供することを目指しています。



極度の閉所恐怖症ですが大丈夫ですか?

当院では以下のような対策を行っています。

  1. 上記と同様ですが、オープン型MRIの採用により開放感や安心感があるため、他のMRI検査よりストレスは明らかに軽減できます。
  2. 閉所恐怖症の患者さまに対して、更なる検査時間の最適化を図ることで、負担や不安感をより軽減できるよう努力しています。

オープン型は両サイドの壁が無いため、検査中に家族の方や技師など、手を添えながら検査することも可能です。これで少しでも安心感が得られるようであれば気楽にご相談ください。

上記のような工夫により、できる限り最後まで検査できるよう努力していきます。

必要に応じて、安定剤の使用についても配慮していますので気軽にご相談ください。

 

検査の際、心掛けていることを教えてください

当院では、以下のような心掛けをしています。

  1. 検査前、いつも笑顔で挨拶し患者さまとコミュニケーションを取り合うことで、検査に対する疑問や不安をできる限り解消し信頼を得るよう努めています。
  2. MRI検査は一定の時間がかかる場合もありますが、患者さまの負担を軽減するため検査ごとに時間の最適化を考えています。必要なイメージの取得と患者さまの快適さのバランスを取りながら、できる限り迅速かつ効果的な検査が行えるよう撮像技術の向上に努めています。

患者さまは多様な不安や苦痛を抱いていることを理解し寄り添い、共感するよう努めています。

上記のことを通じて、安心・安全な検査の実施と、診断に十分生かせる正確な画像の提供を常に心掛け、患者さまからの信頼を得られるよう努力していきます。


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