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診療技術部長コラム『MRI検査について』

診療技術部長コラム『MRI検査について』

診療技術部長 桑田 知邦

MRI撮像とはどんな検査ですか?

MRI検査は、強力な磁場と電波を利用して体の内部を画像化する方法です。放射線を使わないため、被ばくの心配がありません。
MRIが特に得意とするのは、柔らかい組織や神経の評価です。
例えば、脳梗塞や脳腫瘍、椎間板ヘルニア、半月板損傷、関節唇損傷、靱帯損傷など、X線やCTでは見えにくい病変を鮮明に描き出すことができます。
このようにMRIは、脳や脊髄、関節・靱帯・軟骨といった組織の診断に欠かせない検査です。
一方で、脳出血や脊椎分離症などはCTのほうが有用な場合もあるため、両者を適切に使い分けています。
また、当院のMRIはディープラーニングAI処理を搭載しており、従来よりも高画質かつ短時間での撮影が可能です。
多くの検査は10分以内で終了し、患者さまの負担を減らしながら正確な診断に役立っています。



京都木原病院のMRI検査の特徴を教えてください

当院のMRI検査は、いくつかの特徴を持っています。

  1. 【1.広くて快適な設計】
    トンネル型でありながら入口が広く、大口径の設計で圧迫感を軽減。閉所恐怖症の方にも配慮されています。
  2. 【2.短時間で終わる検査】
    多くの検査は10分程度で完了。長時間じっとする必要がなく、安心して受けられます。
  3. 【3.AI処理による高画質】
    最新のAI技術が画像を自動で最適化。小さな病変もより鮮明に映し出し、診断の精度を高めます。
  4. 【4.音への配慮】
    MRI特有の大きな音には、ヘッドホンを使用。音楽を聴きながらリラックスして検査を受けられます。



極度の閉所恐怖症ですが大丈夫ですか?

当院のMRIは大口径トンネル型で、通常のMRIより開放感があり、閉塞感が軽減されています。
 ・短時間撮影 → 多くの検査は約10分で終了します。
 ・入口が広い設計 → 圧迫感を減らし、安心感を持って受けていただけます。
 ・安定剤の使用にも対応 → 必要に応じてご相談可能です。
閉所恐怖症で心配な方も、ぜひお気軽にご相談ください。

 

検査の際、心掛けていることを教えてください

当院では、以下のような心掛けをしています。

  1. 【笑顔での挨拶と説明】
     不安や疑問を事前に解消し、安心して検査を受けられるよう努めています。
    【時間の最適化】
     必要な画像を短時間で効率よく取得し、患者さまの負担をできる限り減らしています。
    【患者さまに寄り添う姿勢】
     苦痛や不安に共感し、リラックスできる雰囲気を大切にしています。
    これらを通じて、安心・安全な検査と正確な診断画像の提供を常に心掛け、患者さまから信頼される検査体制を目指しています。


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